ひたちなか市にて先月から新築工事の施工が開始している平屋建ての家の基礎工事が完了しました。
新築工事をおこなっている場所はひたちなか市の市毛なのですが、それほど地盤が強い地域というわけではないので、地番改良工事をおこなっています。
弊社では地盤の補強に既製のコンクリート杭を打ち込む工法を採用しています。
コンクリート杭を現場施工するタイプの地盤改良だと土中がどうなっているかが確認できないので、業者任せになってしまいますが、既製コンクリート杭ならどういったものが地盤に入っていくのかをきちんと確認することができます。
この現場ですと平屋建で基礎が大きいので、50本を超える本数の既製コンクリート杭を使用しています。
地盤改良工事の次に基礎工事となります。
弊社では構造計算(許容応力度計算)をした上で、基礎伏図の図面を作成して配筋をします。
許容応力度計算をすることでなにが変わるのかというと、主筋の太さが一部変わります。
一般的な住宅会社の基礎で使用されているのはD13という鉄筋ですが、経験上では許容応力度計算をするとD13だけの基礎配筋ではエラーとなることが多いです。
実際、この建物ではD16の主筋を何本か使用していますが、これは構造計算をおこなった結果、施工しておいた方がいいと判定したものです。
建築基準法上でも長期優良住宅でも基礎の許容応力度計算が義務づけられているわけではありませんが、D16の鉄筋を数本つかったところでコストに跳ね返ってくるわけでもないですし、将来の安心を考えるのならば、やっておいて損はないのかなと思っています。
基礎が完成したらいよいよ大工さんが入っての木工事となります。
木工事の状況もブログにて報告していく予定です。
ちなみに弊社では隠し立てをする必要がない工事をしていますので、もし施工途中の現場を見学してみたいという方がいましたら、お問い合わせ頂ければ現場をご案内することが可能です。
是非、お気軽にお声かけください。